公認心理師試験の解答と解説 公認心理師 臨床心理士 精神科作業療法士など 精神科で働く人に役立つ情報を発信します

公認心理師と作業療法士の2足のわらじで働いています。私が体験した治療が上手く行った事例をプライバシーが守れる範囲で簡単に紹介していくことや、治療に関するトピックス、治療者が使いやすいツールや検査法、評価法など紹介していきたいと考えています。

古典的条件付けの精神科作業療法(OT)場面での応用方法

古典的条件付けの精神科作業療法(OT)での応用

 

 

 

古典的条件付けとは

生まれながら持っている生理的反応を別の刺激で生じさせること。

例)パブロフの犬

 

 

 

 

もう少しわかりやすく

生理的反応と別な刺激を同時に与え、繰り返すことで、脳がどっちにの刺激にも反応してしまう状態になる。

 

 

 

 

 

・恐怖の条件付け ワトソン(アメリ行動主義心理学

例)子供に、白ねずみを見せると同時に不愉快な大きな音(恐怖感を感じる)を聞かせる。それを繰り返し行うと、白ねずみを見るだけで恐怖心を感じるようになる。

行ったこの実験代になったアルバード坊やは、白ネズミだけでなく、「白ウサギ・毛・動物・白いもの」すべてに恐怖を感じるようになった。

 

 

 

 

 

 

〇精神科作業療法(OT)での応用

 

  • 「好きな人」→快(好き・楽しい)

    ↓

  • 「好きな人」→快(好き・楽しい)

  +

目標とする行動(手工芸をする)

    ↓

  • 目標とする行動→快(好き・楽しい)

 

 

 

 

「一緒にいると楽しい人、好きな人と一緒に過ごすと」という刺激と同時に、「手工芸をする」という目標とする活動を行い、繰り返すことで、手工芸をすることで楽しいと感じるようになる。

 

 

 

なので、精神科作業療法(OT)のラポート形成は重要!!

 

 

 

 

 

逆に、患者の好きな活動を行い、「好きなことをして楽しい」という刺激と同時に、「OTが一緒に行う」を繰り返すことで、OTが一緒に行うと楽しいと感じるようになる。