古典的条件付けの精神科作業療法(OT)場面での応用方法
古典的条件付けの精神科作業療法(OT)での応用
古典的条件付けとは
生まれながら持っている生理的反応を別の刺激で生じさせること。
例)パブロフの犬
もう少しわかりやすく
生理的反応と別な刺激を同時に与え、繰り返すことで、脳がどっちにの刺激にも反応してしまう状態になる。
例)子供に、白ねずみを見せると同時に不愉快な大きな音(恐怖感を感じる)を聞かせる。それを繰り返し行うと、白ねずみを見るだけで恐怖心を感じるようになる。
行ったこの実験代になったアルバード坊やは、白ネズミだけでなく、「白ウサギ・毛・動物・白いもの」すべてに恐怖を感じるようになった。
〇精神科作業療法(OT)での応用
- 「好きな人」→快(好き・楽しい)
↓
- 「好きな人」→快(好き・楽しい)
+
目標とする行動(手工芸をする)
↓
- 目標とする行動→快(好き・楽しい)
「一緒にいると楽しい人、好きな人と一緒に過ごすと」という刺激と同時に、「手工芸をする」という目標とする活動を行い、繰り返すことで、手工芸をすることで楽しいと感じるようになる。
なので、精神科作業療法(OT)のラポート形成は重要!!
逆に、患者の好きな活動を行い、「好きなことをして楽しい」という刺激と同時に、「OTが一緒に行う」を繰り返すことで、OTが一緒に行うと楽しいと感じるようになる。