作業療法士が対象者への就労支援に関して実際に行っていること 一覧
「作業療法士を配置している就労移行支援事業所においては、作業療法士を配置していない事業所と比べて、一般就労への移行実績や職場定着の実績が高いことから、新たに福祉専門職員配置等加算における有資格者として評価する」
とのことで平成30年より、福祉専門職員配置等加算の要件の見直しにより、作業療法士の配置が加算の対象になりました。
そこで、作業療法士が対象者への就労支援に関して実際に行っていることを一覧にまとめます。
〇作業療法士が対象者への就労支援に関して実際に行っていること
・職業遂行能力の評価
・耐久性向上のための訓練
・PC操作等、就労に必要な動作獲得訓練
・疾病や体調の管理に関する指導
・職場でのコミュニケーションの練習
・公共交通機関利用等、通勤の練習自動車運転の評価・訓練
・就労支援制度・サービスに関する情報提供
・病院の社会福祉士(MSW)、精神保健福祉士(PSW)への対象者の就労能力等の伝達
・就労支援機関・事業所等への見学同行
・会社訪問し、職場環境の評価と助言
・対象者の就業している会社の産業医への情報提供
・対象者の就業している会社の上司や同僚への情報提供
・就労に関する担当者会議の開催
・就労支援チームの立ち上げ
・就労支援パス・連携シート等の整備
・地域の就労支援機関との連絡会議
※日本作業療法学会誌 第91号 2019.10月 参照