作業療法処方から評価までの実践 精神科で働く上で必要な評価項目・視点について
精神科で臨床を行う上で患者さんの情報で把握しておかなければいけない情報は沢山あります。
少しでも見落とすことで、気づけていない問題や再入院や再発に繋がることもあるので、臨床家は手を抜いてはいけないところだと思っています。
簡単に評価すべき点をまとめましたの紹介します。
1.これまでどのように生きてきたか
家族構成,生活歴,現病歴,生活史上での重要なできごと,家庭内・社会での役割
精神機能、身体機能、身辺処理、生活管理、家事行為
2.いまどのように生活しているか
コミュニケーション対人関係、作業遂行、移動・社会資源利用
自己能力の現実検討、自己認知、病気や障害に対する認識と受容
3.自分をどのように捉えているか
自己能力の現実検討、自己認知、病気や障害に対する認識と受容
4.これからどのような生活をしたいか
本人の希望、周囲への期待、予後予測
上記の4つをベースに把握していきことで、今なにをすべきか。どのような目標をもって活動すべきなのかが見えてきます。